普段は車移動が多い私ですが、「久しぶりに路面電車に乗って夜の道後に行ってみよう!」と思い立ち、一人で出かけてきました。


路面電車に乗るのは本当に久しぶり。
「ゴトゴト、ガタゴト」という小刻みな揺れや、カーブを曲がる時の「キキーン」というきしみ音、路面電車独特のこの感じ。「なんかいいねぇ」なんて思いながら乗っていました。普段は車を運転することがほとんどなので、たまに路面電車に乗って松山の街を眺めるのもいいものですね。


道後温泉駅を降りて歩いてみると、夜8時を過ぎていたこともあり閉まっているお店が多かったですが、それでも浴衣を着た観光客グループやご夫婦、カップルなどで賑わっていました。



提灯の温かい光や道後温泉のライトアップ、広場の美しいプロジェクションマッピングを眺めながらぐるっと回って、「夜の道後も雰囲気が良くて本当にいいな」と感じつつ、あちこちと見て回っていました。
歩きながら、「今日は車じゃないし、ちょっと1杯飲んで帰りたいな」と思い、すごく気になっていたあのお店が開いているといいなと期待しながら行ってみました。
7月にリニューアルオープン!「道後BEER BAR」

商店街を進むと見えてくる、パッと明るくおしゃれな外観のお店。こちらが今回行ってみたかった「道後BEER BAR(道後ビールバー)」です。
こちらは、道後地区唯一の造り酒屋である「水口酒造(みなぐちしゅぞう)」さんの直営ショップです。
もともと約30年にわたり「道後麦酒館」という飲食店として親しまれていた場所ですが、今年の7月にサッと立ち寄れるビール特化型のタップルーム(醸造所直営のビールスタンド)としてリニューアルオープンされました。
店内はビールサーバーとカウンターがあるコンパクトな空間で、注文して商品を受け取り、テイクアウトするかお店の横にあるスペースで1組ほどがサクッと飲むスタイルになっています。
ですが、お店を出てすぐ右側には、広場エリアがあります。その奥には無料で座れるベンチやテーブル・椅子が設置されているスペースもあるので、空いていればそこでゆっくり味わうこともできます。
皆さんそれぞれ、お気に入りのスタイルで自由にビールを楽しんでいました。
ちょうどお客さんが落ち着いたタイミングだったので、店長さんにおすすめや人気のビールについて詳しくお伺いしながら選ぶことができました。

1杯いただいている間、水口酒造さんのことや店長さんの学生時代のこと、リニューアル前の飲食店のお話など、短い時間でしたがとても楽しい会話をさせていただきました。お盆の時期よりもシルバーウィークの方が大忙しだったといったリアルな話も聞けたりと、気さくで温かい方でした。
ビール&ドリンクのラインナップ
メニュー看板には、ビールやお酒のこだわりと説明が詳しく書かれています。それぞれのビールのキャッチコピーもなかなかいいです!

※メニューにある「IBU」は苦味の強さを表す数値(数字が大きいほど苦い)で、「ALC」はアルコール度数(%)です。
【1〜7番:道後ビール(生ビール)】
※価格:1〜4番はレギュラー 750円 / ラージ 1,400円。5〜7番はレギュラー 800円 / ラージ 1,500円。
・1番:坊っちゃんビール(ケルシュ)[IBU: 24 / ALC: 5%]
湯上がりの火照った体に端麗なキレが真っ向勝負!坊っちゃんのように威勢よく飲み干せば、爽快な喉越しが全身を駆け抜けます。
・2番:マドンナビール(アルト)[IBU: 26 / ALC: 5%]
琥珀色の輝きは道後で過ごす贅沢な証。マドンナのように上品なコクと甘みが日常を忘れる穏やかなひとときを運びます。
・3番:漱石ビール(スタウト)[IBU: 32 / ALC: 5%]
漆黒の1杯に、道後温泉の情緒がぐっと深まる。焙煎の苦味とコクが喉を通り、名作を読み解くような深みを増します。
・4番:のぼさんビール(ヴァイツェン)[IBU: 22 / ALC: 5%]
バナナのような香りに優しい口当たりでほっと一息。正岡子規の俳句みたいにのんびりゆったり、心ほぐれるフルーティーな1杯です。
・5番:湯あがりIPA(セッションIPA)[IBU: 50 / ALC: 4.5%]
道後の湯上がりに、弾けるホップの香りで乾杯!苦味はキリリと、度数は優しく喉を抜ける清涼感が心と体を心地よく整えます。
・6番:道後APA(アメリカンペールエール)[IBU: 39 / ALC: 5.5%]
道後で出会う限定の味に、柑橘ホップが爽やかに弾ける心地よい苦味の余韻がふわり、喉越し抜群で何杯でも飲みたくなる1杯です。
7番:愛媛県産フルーツエール(季節限定)
お店で一番人気は『坊っちゃんビール』ですよ、と言われましたが、私は一番人気と言われると違うのをいただきたくなるところがありまして…「次におすすめは?」とお聞きすると『のぼさんビール』とのことでした。
こちらはバナナ風味が特徴のビールらしく人気があるそうなのですが、私はバナナ風味の飲み物が少し苦手で…笑 。そこで次におすすめしていただいた『マドンナビール』をいただくことにしました!
まろやかなコクとほのかな甘みがあって、とても飲みやすい一杯でした。口当たりが優しいので、女性にもぴったりだなという印象です。
ただ、私はフルーティーなものよりもしっかりとした深みやコクがあるビールが好きなので、次回は色々な味を楽しめる「飲み比べセット」を試してみたいです!
ビール選びに迷った時や詳しい味の好みなどは、店長さんやスタッフさんに気軽にお尋ねしてみてください。
【おつまみ(日替わりメニュー)】
ビールのお供にぴったりな「1カップおつまみ(ALL 500円)」もあり、その日によって変わるようです。この日は「チーズの生ハム巻き」「ちぎりじゃこ天のキムチ和え」「スパイシーサラミ&ナッツ」でした。
【8〜15番:地酒・クラフトスピリッツ】
ビール以外にも、蔵元ならではのお酒が揃っています。
8番:NIKITATSU 仁喜多津 純米大吟醸(100ml / 1,500円)
9番:NIKITATSU 仁喜多津 大吟醸酒(100ml / 1,200円)
10番:NIKITATSU 仁喜多津 純米吟醸酒(100ml / 1,000円)
11番:NIKITATSU 仁喜多津 純米酒(100ml / 800円)
12番:KEG DRAFT さくらひめ無濾過生原酒(1,000円)
13番:道後ジン(ロック 1,000円 / ソーダ割 750円)
蔵元「水口酒造」さんのこと
今回伺った「道後BEER BAR」を手がける水口酒造さんは、明治28(1895)年創業で6代続く、道後地区唯一の造り酒屋です。
日本酒の枠にとどまらず、地ビールや地サイダー、さらにはジンやラムといったスピリッツの開発、そして道後温泉の観光と結びついた事業展開など、伝統を守りながらも時代に合わせて新しいことにどんどんチャレンジしていく先進的でオープンなスタイルが大きな特徴です。
お店から徒歩5分ほどの場所にある水口酒造さんの本家(道後一会)では、酒蔵の見学体験や様々なイベントなども開催されているそうです。
地元に長年住んでいながら知らなかった魅力がたくさんあることを知り、今度はぜひ、路面電車に乗って蔵元さんの見学やイベントにも行ってみたい!と思いました。
水口酒造株式会社(公式ホームページ)
※道後温泉のすぐ近くにある蔵元(直営店・道後一会や酒蔵見学の情報はこちら)
水口酒造(Instagram)
https://www.instagram.com/minakuchishuzo/
道後一会(公式Webサイト)
自分の「楽しみ」を持てる生き方
50代中盤になってくると、周りでも病気や訃報、介護の問題など、色々なことを耳にする機会が増えてきます。
私自身、両親をがんで亡くした経験があり、現在も身近で大きな病気と闘っている大切な人たちがいます。そうした現実に直面するたび、「健康であってこそ自分の楽しみが持てるんだ」ということ、そして「たとえ病気になっても負けない気力と体力が持てるかどうか」の違いを目の当たりにしています。
子育てや仕事に追われる大変さはたくさんありますが、できるだけ早い段階から自分なりの楽しみを見つけたり、人と交流したり、自分の「やりたい!」と思えることを習慣にしていく生き方って、本当に大切だなと感じます。
何かのせい・誰かのせいにして動けずに苦しむのではなく、自分が動けるうちに楽しいことや新しいチャレンジができる状態を作っておくこと。そして、一人で抱え込んで我慢しないことも大切です。相談できる人の存在も、人生が大きく変わる大きな要因の一つだなと感じています。
だからこそ私自身も、元気に動ける体を保つための体力作りを欠かさないこと、そして一人で抱え込まずに相談することを心掛けるようになりました。
普段見慣れている街でも、時間帯や行き方を変えてみると、また違った魅力や新しい発見があるものですね。夜の道後もすごく良い雰囲気ですので、夜の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
皆さんも元気なうちから体力作りを意識して、いろいろなことにチャレンジする好奇心を忘れずに、これからの人生を思い切り楽しんでいきましょう!
HESUN ヘスン



























