こんにちは。HESUN(ヘスン)です。 しばらくブログをお休みしておりましたが、また今日から、私の体験が皆さまの何かのヒントになればと思い、少しずつ綴っていこうと思います。
実はここ最近、次女の大学受験という大きな山場を親子で乗り越えていました。本当にやっと終わりましたが、今回の受験は、想像を絶するほど過酷なものでした。
3年前に経験した長女の受験は、自分で決めた第一志望に向かって真っ直ぐ突き進み、併願校も絞って確実に合格を掴み取っていました。当時は今ほど金銭的にも精神的にも追い詰められる感覚はなく、今回のような苦労もありませんでした。ただし、物件探しは大変でしたが…。
ところが、わずか3年しか経っていない今回の次女の受験は、まるで別世界でした。 今の大学受験は、親の世代の常識はもちろん、たった数年前の成功体験すら通用しないほど複雑化しています。特に英検利用入試の普及や、受験方式の多様化によって特定の人気校に受験生が集中し、かつての滑り止めがもはや滑り止まらない。そんな厳しい現実が待っていました。
次女は本当に一生懸命勉強していました。高校時代も真面目で評定も良く、先生からの評判も抜群。親から見れば、その実績を活かせる「推薦入試(総合型選抜)」という道が一番の近道に見えていました。ですが、彼女が選んだのは、あえてハードルの高い第一志望への一般受験という苦難の道でした。
可能性が低いと分かっていても挑戦したいという娘の意思。一方で、膨大にかかる塾代や受験費用、そして何より本人の心身が削られていく現実。その狭間で、夫婦間でも「もっと確実な道があるのに」と何度も激しいケンカになりました。さらに受験期後半に差し掛かり、模試の結果や勉強に対する姿勢など、私自身も不安に耐えきれず、つい子どもに口出しをしてしまうことも…。家の中に流れる不穏な空気がつらく、見守る親の心は乱れ、毎日が不安でいっぱいでした。
いざ蓋を開けてみれば、前半戦で合格が出ると思っていた併願校からまさかの不合格が届く連続。あの血の気が引くような感覚、娘のボロボロになった精神状態…。「まさか浪人?」という不安に、家族全員が押しつぶされそうでした。
さらに親を悩ませるのが、スケジュールが生む「二重払い」の問題です。 二重払いとは、第一志望の合格発表が出る前に、すでに合格している併願校の入学締め切りが来てしまうため、権利を確保するためにとりあえず入学金を振り込むことです。もしその後、第一志望に合格してそちらへ進むことになれば、先に払った併願校の入学金(数十万円単位)は戻ってきません。この金銭的な負担と精神的なプレッシャーは、数年前より確実に増していると感じます。
結果として、第一志望には届きませんでした。 ですが、次女は第二志望だった大学の、ある個性的な学部に合格することができました。そこは本来なら総合型選抜で狙おうか迷っていたほど枠が少なく、一般受験ではまず受からないだろうと諦めかけていた場所でした。でも、「受けない後悔より、受けて後悔しよう」という強い気持ちで挑んだ結果、まさかの合格をいただいたのです。
第一志望に届かなかった悔しさよりも、心の底から本気で勉強して、最後までやり切ったという清々しい気持ち。そして、思いもよらなかった大好きな学部に入れた喜びのほうが、今の次女には勝っています。
3月末の引越しは本当にバタバタでしたが、幸運なことに1年目は大学の寮に入ることが決まっており、物件探しに奔走せずに済みました。食事や主要家電付きの学生マンションへの入居も決まり、先輩方の手厚いサポートもあって、娘は初日から今日まで毎日楽しく、忙しく過ごしています。
あんなに苦しかった日々が嘘のように、今は晴れやかな気持ちです。
受験期は、家族の中に不穏な空気が流れることも、親としての判断に迷い、自分を責めてしまうこともあるでしょう。でも、今振り返れば、その葛藤こそが子供を心から思う親のリアルな姿だったのだと思います。
それぞれの家庭に、それぞれのドラマがあったはずです。 もし今、思うような結果にならずに苦しんでいる方がいたとしても、伝えたいのはこれが終わりではないということです。
大切なのは、その結果を踏まえて「これから先をどうしていくか」を本音で話し合える親子の信頼関係。それさえあれば、たとえどんな形であっても、気持ちを切り替えて一歩踏み出すことで、進むべき道は必ず拓けるはずです。
本当に、本当に辛かった‼ けれど、終わってみれば親子で成長できた、本当にいい経験でした。




