【子育て】から学んだこと

我が家には受験生が2名います。12月も後半、まだどこの学校へ行くのかは最終決定ではないのですが、もそろそろ絞っていかなければなりません。学校や塾での三者面談や家族での話し合いなど、なかなか難儀してます。夫、私(母)、子供たちの間で意見が対立することもあります。

大人になると、まして親の立場になると自分の今までの経験が邪魔をしてつい保守的になってしまいます(私の場合ですが)。若かった頃の真っすぐで無謀な考え方が、だんだんと薄れてしまい守ろうとしてしまいます。進学ともなるとお金絡んでくるわけで…。ちょっと大丈夫かなって不安になります。

という言い訳をしているうちは全てにおいて発展性がないというか情けないですね。親の私も子供にもこの機会を通じてお互いに感謝する気持ちや、自分の夢や目標が出来た際には諦めず叶えるために何ができるのだろうかを考えられる人間になりたいし、なって欲しいと感じました。出来ることっていろいろあると思うんです。例えば上の子はいろいろな奨学金制度を調べて申請したり、進学先でのバイトも考えています。「お金がかかるイコール減っていく!」って方に気持ちを持っていかれるのではなく、私ももっと仕事でお金を稼ぐとか生み出す方向性に自分を持っていくことの方が、絶対楽しいし可能性が広がっていきます。

私は子供の頃、何でも興味を持ってたくさん妄想して夢を大きく持っていたように思います。でも成長していくうちに評価されることに意識がいくようになり、他者と自分と比較をし始めました。顔やスタイル、成績が良い人や代表に選ばれる人が羨ましいと感じていました。

そう意識するきっかけが厳しい祖母の存在でした。祖母は厳しいだけではなく感情の起伏がとても激しい人で特に成績が優秀であることにこだわっていたので、テストや成績表を見せるときは家に帰りたくないと遠回りして意味のない時間稼ぎをしていました。本当に怖かった恐怖でしかなくて、純粋な子供からすると強烈に心に残りました。祖母に逆らえない、びくびくした期間は大人になっても続きました。歪んだ愛なのか、私は祖母から特別扱いもされていました。なので人の気持ちとは何なのかわからなくなっていたし、私自身とても神経質になっていきました。

荒立てないこと、うまく切り抜けることで嫌な時間がこないように頑張っていたように思います。慣れというものは恐ろしいもので、祖母が暴れて叫んでも焦らず冷静に対応できるようになってる自分がいてとっても悲しい気持ちにもなりました。

でも実際自分が大人になり結婚して子供を持って… なぜか子供を私の思い通りに育てようとしてました。祖母のように暴れはしなかったですが(そんな度胸はない)、子供のためにと英才教育をし始めました。幼い子供は素直ですから、そのまま受け入れてくれます。もちろん通っていた幼稚園の子供達も親御さんも、子供の将来の為にと同じ思いで集まっているので違和感はありませんでした。私が出来なかったことが良くなかったと執念のような形になってしまって「いい学校、よい就職、結婚」を手に入れることが幸せと思い違いをしてしまった…。

子供達もある程度は能力が上がったのですが(私のただの自己満ですね)、それは子供にとって本当に良かったことなのか今なら冷静に考えられます。子供も成長してくれば、嫌なものは嫌だし好きなものは好きと自我が出てきます。それでも私は憑りつかれたように、一生懸命続けようとしていました。でも無理なことはにはやっぱりストップがかかります。はい、強制終了がかかりました。

すぐに考え方を変えられた訳ではなかったけれど、私は子供からそれは違うんだよって教えてもらったように思います。私が子供のときに絶対なりたくない大人になっていたことを痛感し悲しかったです。本当にごめんなさいです。

人生って時計が回るように、季節が循環するように進んでいきます。生きている以上、良いことも悪いことも止まってはくれません。戻りたい、やり直したくてもそれは叶いません。前に進むしかないのです。

頑固で柔軟性がなくなってしまうと視野が狭くなります。過剰になりすぎると、誰からも理解されず孤立していきます。もう誰かが入る余地はありません。

私はずっとこんなことしてたんです。「自分が正しい、わかってくれない周りが悪い」頑なに…。でも私の現実はというと体調は悪くなるし、あれもこれも物事がうまく運びません。随分長い間この状態でした~。

病んでしまったし、人間関係のトラブル、家庭不和と嚙み合わないことばかり起こってしまい、結局周りの人にもたくさん迷惑をかけてしました。でもこれって実は私にとっては都合の良い理由になるんです。かわいそうな私を注目して!、辛い思いをしているの!ってなんて自分勝手。

もうぐしゃぐしゃでどうでもよくなりました。はっきりさせなくていい、決まってなくていい、答えを求めなくていいと思えたときやっと解放されました。それは夫や子供から教わったと思います。暗く方向性が見えないことは不安な気持ちでいっぱいになるけれど、真っ暗闇になるからこそ一筋の光がよく見えるんですね。

まだまだですが、これからも一歩ずつ進んでいこうと思います。

今一度あなたも、
「どうしたいのですか?」
「何が望みですか?」

一人で悩まないで下さいね、ちょっと話すだけで、何か違うものが見えてくるかもしれません。

 

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松山市の占い師 Hesun ヘスン

 

 

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ヘスン

1972年島根生まれ。愛媛・松山を中心に占い師として活動しています。詳しくはこちらから。ご相談やイベントのご依頼はこちらから。Instagramもやっています。

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