「なんか違う」を、なかったことにしないでほしいな。

直感って、誰か特別な人だけが持ってる力じゃないと思うんです。大事なのは、それを素直に受け取れるかどうか、なんだと感じます。

「なんかおかしい」
「このままでいいの?」

そんな引っかかりを感じたときはスルーせずに、もう一度立ち止まってみてほしいなと思うんです。例えば、嬉しいとか怖いとか、他にもいろんな感情や思いがあると思うけど、その前に出てくる「ふっと感じる」何かです。

「そんなはずない」
「できるわけがない」
「無理だし」

そう感じやすい人ほど、直感を無視しやすいので、まずその思い癖に気付いてほしいですね。とはいえ、言葉にするのは簡単だけど、直感のままに動くなんて、そんなにうまくはいかないよねって、つい思い込んでしまいますもんね…。

私だってそう。感じたままに進むことができなくて、苦しむこともよくあるんです。

赤ちゃんのころって、自分の感覚だけで生きていますよね。暑い、寒い、お腹がすいた、おいしい、悲しい、楽しい…そんな感覚を、何のためらいもなくそのまま外に出せます。「こんなふうに思われたらどうしよう」なんて、考えることはありません。

でも、成長して自我が芽生えると、だんだん変わってきます。それに加えて、育った環境や家族との関係なども大きく影響します。どんな場所で育ったのか、どんなふうに接されてきたのか。年齢を重ねるごとに、経験が力になることもあるけど、ときにはその経験が、かえって自分の可能性を狭めてしまうこともあるんですよね。

「こう見られたい」
「これを言ったら嫌われるかもしれない」
「前に失敗したから、また同じことになるかも」

心のどこかではわかってるのに、過去の経験や思い込みがその声をかき消してしまいます。本当は、その小さな違和感こそが、自分を守ってくれるサインなはずなのにです。

自分で考えて、変えていけるのが一番いいけれど、ときには限界まで来て、自然と「リセット」という破壊の方向へ向かわされるようなこともあります。そんなふうな場面に出くわすことやお聞きすることもあります。

占いは、自分のことを客観的に見つめ直す“きっかけ”になるものだと私は思っています。

「もっと早く気づけばよかった」
「もう終わりだ」

そんなふうになってしまう前に、本当は自分で気づけるタイミングやサインがあるんだということを、知っておいてほしいなと思います。でも、そうなるまで気づけなかったり、実際に経験してみないと分からないこともあるんですよね。

「なんでこんな思いをしなきゃいけなかったんだろう」って、不条理に思えてしまうこともあるけれど、それが良いことだったのか悪いことだったのか、判断できないこともあるなと思います。

とは言っても、できることなら何とかしたい、そう思いますよね。占いの観点からも、アプローチの方法はいろいろありますが、今回は誰でもすぐに始められる方法を一つご紹介します。

それは、あなたの周りでうまくいっている人や、元気な場所に関わってみることです。もし身近にそういう人や場所がなかったら、探してみてください。きっとどこかにあります。

さらに言うと、ただ関わるだけでなく、そういう人たちや場所に思いきって飛び込んで、少しづつでも長くその環境の中で、時間を過ごしたり、身を置くことが当たり前になることが大切です。実はそれが、自分の流れを大きく変えるきっかけになることもあるんです。少しだけ勇気を出して、動いてみてくださいね。「勇気」それとも、「終わり」どっちがいいですか?

よかったら、ぜひ試してみてください。

HESUN ヘスン

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ヘスン

1972年島根生まれ。愛媛・松山を中心に占い師として活動しています。詳しくはこちらから。ご相談やイベントのご依頼はこちらから。Instagramもやっています。

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