車は、ある意味では「距離を縮める手段」として、とてもいいものかもしれない。
今回の里帰りを通して、いろいろな気づきや、気持ちの変化があったので、ここに書き留めておこうと思います。
夫は仕事で会社に行くことが多く、趣味や付き合いも多いため、家でゆっくり過ごすことはあまりありません。
一緒にいるというより、それぞれにやらなければならないことや、やりたいことがあって。まぁ、それが普通というか、逆にそれでちょうどいい、という感じでした。あまりじっくり話す機会もなく、大事なことも時間をかけて話し合うこともなく、さっさとことを済ませてしまい、お互いに食い違いや勘違いも多かったと思います。そんなふうに思えるようになったのは、きっと今だからかもしれません。
今回、2人で片道5時間弱、車とフェリーを使って移動することになりました。車の中では、自然といろいろ話ができるものですね。会話が弾むというわけではないけれど、夫は経験値の高い人なので、こちらからわからないことや興味あることを質問したり、日常ではしないような話をしたりして、意外と楽しい時間だったな、と改めて感じました。
こういうときだからか、車という狭い空間だからか、夫の考えや意見も素直に入ってきて、今まで心の中にあったモヤモヤがリセットされたような気がします。
結婚生活、21年も一緒にいれば、そりゃいろいろあります。私の性格もあって、つい夫を色眼鏡で見てしまうし、私自身も図太くなって可愛げがなくなったり、面倒くさいことから避けてしまっていた部分もあると思います。
でも、相手を「嫌だ」と決めつけて距離を置くばかりでなく、たまには車で2人きりの空間をつくることで、相手の見え方が変わるきっかけになるんだなぁと、今回の里帰りは、とてもいい機会になりました〜。
ということで、松山に帰ってまいりました。運転、お疲れ様でした。ありがとう!
HESUN ヘスン