「受験はどうなりそうですか?」「うちの子、合格できますか?」
こうしたご質問は、ご本人やご家族から本当によくいただくご相談のひとつです。
ご本人にとっても、親としても、努力しているお子さんには「どうか良い結果になって欲しい」「受かりたい」と願うものですよね。私自身も母親として、その気持ちは痛いほどよくわかります。そして占い師としては、その想いに少しでも近付けるように、現実的で前向きなアドバイスを届けたいと考えています。
正直なところ、占いは「絶対に合格します」「落ちます」と結果だけを伝えるものではありません。むしろ、「今のままだとどんな流れになりそうか」を読み解いて、お一人お一人に必要なことをお話します。
お時間をいただけるようでしたら、ご本人の情報(年齢・兄弟姉妹の有無・偏差値・勉強スタイルなど)や、ご家族のこと(年齢やご職業)、そして、住んでいる土地や家の間取りの情報、ご本人のお部屋の位置などもお伺いしたうえで、東洋占術から丁寧に鑑定させていただいています。
どうしてそこまで詳しくお聞きするのかというと、そういった情報の中には、そのご家庭や家系の流れのようなものが表れてくることが多いんです。たとえば、試験に強いタイプかどうかだったり、今のお家が結果を出しやすい土地や間取りなのかどうか、ということも見えてくるんですね。そういった背景をしっかりと踏まえたうえで占うと、的確なアドバイスができたり、場合によっては進む方向を少し変えたほうがいい、ということにも気づけるんです。占いを現実に活かすという意味では、すごく大切な部分だと思っています。
もし、目標がすごく高くて、今の状態からは遠く感じるとしても、ご本人の「叶えたい」という気持ちがしっかりあるなら、その思いに寄り添いながら、できる限りの方法を一緒に考えていきます。それから、親御さんができることも、必要に応じてお伝えしています。
もちろん、医療と同じで「必ずこうなる」と断言できるものではありません。でもだからこそ、少しでも学力アップにつながったり、試験で力を発揮できるようなお手伝いができればと思っています。
占いは、これからどう動いたらいいのかを考えたり、思いもよらないことをすることで流れが変わったりします。その中でよく使われるのが「象意(しょうい)」という考え方です。象意とは、たくさんある物ごとを意味ごとにグループ分けして、少しだけ抽象的にまとめたものです。たとえば、リンゴ、バナナ、マンゴー、これらはそれぞれ違う果物ですが、まとめて「くだもの」と呼びますよね。この「くだもの」というまとめ方が、象意の一例なんです。
占いでは、こうしたグループ分けを、「九星」や「八卦(はっけ)」というかたちで現わします。「九星」は9つに、「八卦」は8つに分かれていて、それぞれに意味や特徴があるんです。
こうして読み取れた象意を言葉にして、占いの結果としてお伝えしています。ただし、いくらお伝えしても、それを素直に受け取って行動に移せるか、そして継続できるかどうかで、結果には大きな差が出ることも実際にあります。
また、占い師の言葉を一部だけ都合よく解釈されてしまい、本来の意味とは違う方向に話が進んでしまうこともあります。そのような場合は、やはり思うような結果にはつながりにくいと感じています。
今回は試験に合格するためには、ということなので一般的なアドバイスにはなりますが、書いておきます。
・2もしくは7を使う(例えば、2階や7階、2番や7番、2フロアに分かれた場所)
・対となるものを持つ(ふたつのものがそろって一組のものとして扱われるもの)
・家の中心から見て南の方角の部屋や庭をきれいに保つこと
・行きたい学校のオープンキャンパスや見学には必ず行くこと
・学校のある地域を実際に歩いてみて、通学する自分の姿を思い描けるくらい、雰囲気をしっかり味わうこと
・写真を飾る
・紙に「○○○○学校 合格」と書いて、目につくところに貼る(出来るだけ丁寧にきれいにを心掛けて書く)
・苦味のある食材を食べる(週2回)
・2つの材料が半々で混ざってるもの、貝などの2つのものが繋がっている食材を食べる
・高台や展望台などの眺望のいい場所や山頂やビルの屋上などがよい
・頭や目や首は大切にする、特に目のケアはしっかりと
・朱色、紫、白が勝利の色
一つでもたくさん試してみてくださいね。そして何より大切なのは、心と体のバランス、そして健康だと思います。軽く体を動かしてみること、笑顔でいることや声を出して笑うこと、おいしく食べられること、そして質の良い睡眠。どれも無理のない範囲で、バランスよくできることで、万全の体調で受験に挑めることを心から願っています。そして何より、あとで悔いのないように、今できることを大切にしてくださいね。
HESUN ヘスン