「私は一白水星だから、今年はすごく運気が良いんだ!」
「今年は運気が悪いから、おとなしくしていよう…」
「あの九星の人は相性が良くて、この九星の人とは相性が悪いんだ」
九星気学と聞くと、生年月日から割り出した自分の星(本命星)だけを見る占いだと思われがちです。でも、自分の誕生日で割り出した星だけに縛られて、一生その枠の中で吉凶を決めてしまうのは、なんだか違和感があるなと思いませんか?実は九星気学というものは、もっと自由に捉えることで、暮らしの中に直接活用できるものだと私は感じています。
九つの星は、万物を分類した「シンボル」
九星気学の「九つの星」は、実際の夜空の星ではありません。身の回りの出来事やモノ、人、場所、体の部位や感情など、あらゆるものをグループ分けしたシンボルのことです。このシンボルのことを象意(しょうい)と呼びます。これを知っておくと、「今起こっている出来事は、どの星を表しているのかな?」と観察するのがグッと分かりやすくなります。
私たちは、自分が生まれた星の中だけで生きているわけではありません。誰もがこの9つすべてのシンボルの影響を受けながら暮らしています。
自分を知る「本命星」と「月命星」の調べ方
もちろん、誕生日から自分の星を調べるのも良いことですし、自分を知るベースとしてとても活用できると思います。九星気学には、あなたの精神や人生の骨組みを表す「本命星(ほんめいせい)」と、身体や行動の癖を表す「月命星(げつめいせい)」の2つがあります。まずはご自身の星を確認してみてくださいね。
1. 本命星の計算方法(生まれ年)
-
生まれ年(西暦)の数字を1桁になるまで足します
(例:1985年生まれ ➔ 1+9+8+5=23 ➔ 2+3= 【 5 】)
-
「11」から、その数字を引きます
(例:11 − 5 = 【 6 】 ➔ 六白金星)
【数字と本命星の対応】
1:一白水星
2:二黒土星
3:三碧木星
4:四緑木星
5:五黄土星
6:六白金星
7:七赤金星
8:八白土星
9:九紫火星
※注意点:東洋の暦では2月4日(立春)が年の切り替えになるため、1月1日〜2月3日生まれの方は「前の年の西暦」で計算してください。
2. 月命星の調べ方(生まれ月)
算出した「本命星」と「生まれ月」の組み合わせで分かります。
| 生まれ月(※節切り) | 本命星:一白・四緑・七赤 | 本命星:二黒・五黄・八白 | 本命星:三碧・六白・九紫 |
|---|---|---|---|
| 2月(2/4〜3/5頃) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
| 3月(3/6〜4/4頃) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
| 4月(4/5〜5/5頃) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
| 5月(5/6〜6/5頃) | 五黄土星 | 八白土星 | 二黒土星 |
| 6月(6/6〜7/6頃) | 四緑木星 | 七赤金星 | 一白水星 |
| 7月(7/7〜8/7頃) | 三碧木星 | 六白金星 | 九紫火星 |
| 8月(8/8〜9/7頃) | 二黒土星 | 五黄土星 | 八白土星 |
| 9月(9/8〜10/7頃) | 一白水星 | 四緑木星 | 七赤金星 |
| 10月(10/8〜11/6頃) | 九紫火星 | 三碧木星 | 六白金星 |
| 11月(11/7〜12/6頃) | 八白土星 | 二黒土星 | 五黄土星 |
| 12月(12/7〜1/5頃) | 七赤金星 | 一白水星 | 四緑木星 |
| 1月(1/6〜2/3頃) | 六白金星 | 九紫火星 | 三碧木星 |
※各月の節入り日(4〜8日頃)より前に生まれた方は「前月の生まれ月」でご覧ください。
カレンダーのように循環する「盤面」の仕組み
自分の星が分かったら、次は私たちの周りを取り巻く「環境の動き」を見ていきましょう。九星気学には、方位と象意の定位置を示す「基本の盤面(後天定位置盤)」があります。
【基本の盤面(定位置盤)】 中央と、周りの8方位にそれぞれの星の「定位置」が決まっています。

※東洋占術の盤面は、上が「南」、下が「北」になります
年盤・月盤・日盤という巡り
けれど、この盤面は固定されたままではありません。カレンダーが進むように、中央の部屋に入る星が順番に入れ替わり、それに合わせて周りの星も一部屋ずつ引っ越しするように移動(循環)していきます。
-
年盤(年単位のテーマ): 1年ごとに中央の星が変わる(例:2026年は中央に「一白水星」が巡る年盤)。
-
月盤(月単位の流れ): 1ヶ月ごとに中央の星が変わる。
-
日盤(日々の空気感): 1日ごとに中央の星が変わる。
年・月・日ごとにカレンダーがめぐるように、世の中のテーマや環境も日々変化しています。 だからこそ、自分の誕生日(占い)だけに囚われるのではなく、「今、自分の身の周りでどんな変化やサインが起きているか」をじっくり観察することが大切だと私は思っています。
「重なる現象」からサインを読み解く
例えば、こんな場面を想像してみてください。
-
最近なぜか「水回りのトラブル」が続く
-
季節は「12月の冬」
-
そのトラブルに見舞われているのが「中年男性」
実は、この「水回り」「12月の冬」「中年男性」というキーワードは、すべて「一白水星」の象意に当てはまります。
これだけ重なっているということは、自分の誕生日がどの九星であるかに関係なく、「今、一白水星(北)の良くない現象が強く出ている」と読み解くことができます。
そうすると、「お家の北側に何か問題があるかもしれない」と家相を見たり、そこに置いてはいけないモノがあれば片付けたり、その土地で過去に何かなかったか探るなどできます。対策として、その方位で過ごす時間を少し減らしてみたり、一白水星の象意に当たる言動を控えたり…といった具体的な対策ができるわけですね。
気づくことで、未来はいつでも変えられる
誕生日で自分を縛り付けて、範囲を狭めてしまうことの方が、むしろ自分自身を苦しめることになってしまいます。どんなことがあっても、早く気づくことさえできれば対策ができるし、未来はいつでも変えられると私は思っています。
これは、病気の早期発見と同じです。体の調子が悪いと分かっていたのに病院に行かず検査を後回しにすれば、末期になって手遅れになってしまいますよね。でも、早く早期に発見できれば、お金も時間も無駄にせず命だって助かる可能性は高まります。
何でも自分のことや周りの変化に早く気づいて、色々観察して対応できれば、きっと切り替えや再構築ができるはずです。みんなが自分の暮らしや自分自身をよく観察し、整えて、より楽しく希望に満ちた日々にしてほしい…そんな思いを込めて、この考え方をお伝えしていきたいです。
松山市の占い師 HESUN ヘスン
