受験に向かう娘へ「飾るお花で整えるー花札で見えた気持ち」

受験生になった娘は、コツコツと目標に向かって勉強しています。上の子で受験を経験していますが、やはり「受かるか、受からないか」の世界に向かって進んでいくのは、体調面だけでなく精神面の調整も本当に難しいと思っています。

上の子とは違って、娘はとても繊細さん。だからこそ、追い詰めすぎてしまわないかと、親としてはハラハラすることもあります。できるだけ、家にいるときや私と過ごす時間だけでも、お母さんならではの笑いを誘うような会話 (微妙な反応多め笑) やスキンシップで、ストレスに押しつぶされそうなときに「ほっ」とできる存在でありたいな、と思っています。

そして、あまり気持ちを溜め込みすぎないように、受験を特別視しすぎないこともよく話しています。もちろん、一直線に集中して努力することは大切ですし、気持ちが散漫になったり、楽しい誘惑に負けてしまえば、そもそも土俵にすら立てなくなる…という厳しさもあります。でも、だからこそ、子どもの性格に合わせて、親ができる範囲でうまく調整してあげられたらいいなと思うのです。無理をさせすぎず、でも寄り添って背中を押せるような、そんな関わり方を心がけています。

とは言っても、娘のこんな態度にイライラ。「うざいって言いながら、ちゃんと見ててほしい」とか、「話したいけど話されたくない、でもそばにいてほしい」とか。思春期の女の子によくある、矛盾しているようで、実はそういうつもりでもない、なんとも言えない絶妙な距離感です。戸惑うけど、やっぱり「ムムムッ、なんじゃそれ!」と私だって腹も立ちます。それもまたお互いに大切な成長のひとつなんだと思いますけどね。

そんな娘に、私がよく伝えていることがあります。それは、「どこに行くか」ではなく、「行った場所や環境を自分にとって最高のものにしていけばいい」という考え方です。わかってくれるといいなぁと思いつつ、1日1日を大切に過ごしています。

勉強している娘の姿を見ていると、「きっと本当に疲れているだろうなぁ」と思い、机にお花を飾ることにしました。花屋さんへ行って、2パターンの花の組み合わせを考えて、それぞれ小さな花びんにいけてみました。そして、「これを見て、どんなふうに感じるかな? どっちが好きかな?」と、ちょっと遊び心で花札を引いてみました。

①のお花は?

→出た札は「牡丹の素札」

①の予想:「きれいだな」と感じる。素札で静的な絵柄なので、心で思うみたいな感じなのかな。

結果:私が、「どう?」って聞くまで何も言ってくれませんでした笑。 娘が言ったのは、「きれい!」と、ニコニコしながら言いました。牡丹には「華やかさ」や「目立つ」という意味がありますが、今回は静かな雰囲気の札だったので、「おっ、きれい」って、静かに心の中で思ったのかな、なんて想像しています。

②のお花は?

→出た札は「菊の素札」

②の予想:「かわいい~」と思う。素札なので、はしゃぐというよりは落ち着いた気持ちなのかな。

結果:「かわいい〜」と、娘が嬉しそうに笑ってくれました。実は、娘はひまわりが好きなんです。これまで娘の机に飾ったことはなかったけれど、別の部屋にたまにひまわりを飾ることがあって、そのたびに「黄色が好き、元気な感じがいいよね」って話してくれて、やっぱり嬉しそうでした。菊には「懐かしさ」や「恋しさ」といった意味があります。今回も静かな札だったので、娘はきっと、「やっぱりかわいいよね」って、心で感じたのかなと思いました。

どちらにしても、「お花、とっても嬉しい」と言ってくれたので、この1年は、娘の机にいろんなお花を飾っていこうと思いました。

HESUN ヘスン

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ヘスン

1972年島根生まれ。愛媛・松山を中心に占い師として活動しています。詳しくはこちらから。ご相談やイベントのご依頼はこちらから。Instagramもやっています。

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