【子育て】子供が自分を傷つける行為

「子供が自分を傷つける行為をする」

親であでれば本当に心配で心配でしょうがない気持ちになります。壁や床に頭を打ち付けたり、頭以外の手や足や胸の辺りなどを叩きつけたりします。叩きつける他にも、自分をひっかいたり体や唇を噛むという行為をするお子さんもいます。

気持ちをうまく言葉にできない、強いコンプレックス、ストレスを発散している、注目して欲しい、傷つけることで心のバランスをとる子もいます。

感覚が敏感ですから、人とのコミュニケーションや社会との関わり方が苦手で非常に強いストレスを感じやすいんです。こだわりが強いから、自分の中のルールや行動パターンを邪魔されたくないし、いつもと違うパターンになると気持ちが抑えられなくなったりパニック状態を起こし自傷行為をしてしまうのです。

「どうしたらよいのでしょうか?」

皆さん悩み苦しみます。本当にどうしていいか分からなくなります。そしていつも焦ってしまいます。
※病院での診断や処方が必要な場合は受診して下さい。

目の前の「人・こと・もの」を変えようとしても何も変わらない

何か問題が起こったときに「他者・出来事・物」が変わることを望んだり、責任転換したくなります。例えば、こんなことになったのはあの人のせいだ!とか、自分の精神状態が不安定だからなんだ…など、何かのせいで起こったんだと、思いたい、願いのようなものを感じたりします。「こんなに頑張っている」、「ちゃんと対応している」、「誰もわかってくれない」そう感じてしまう、いやそう思いたいからこそ余計に不幸だと感じてしまうのかもしれません。

こんなループにはまるのは、お母さんの過去が原因で子供に自分の理想を押し付けている場合もあります。素直になれなかった子供時代、頑張ることで認めて欲しいと休むことに罪悪感を感じたり、何か盲信的になることで自分を守っていたのかもしれません。

そんな自分に「気付くこと、認めること、素直になること」からです。簡単そうですが、とても難しかったりします。

だからこそ「認めること」で解決に向かえると感じてます。私自身も時間がかかりましたが、少しずつ変化できてるかなぁって思ってます。

ご相談者様との話を掘り下げていくと、「お母さんに認められたかった」、「父の愛情が欲しかった」、「私は嫌われていた」、「必要とされなかった」、暴力やネグレクトなど子供のときの経験が大きな傷となり心に深く根付いていることが多いです。そして大人になってもひきずったままだから問題が起こったり乗り越えられないでいるのです。

「目の前の人や出来事はあなた自身(写し鏡)」

と考えてみて下さい。

お子さんの問題は深刻です。どうにかよくしたいと何とかしたいと思えば思うほど気持ちが空回りしてしまいます。

そんな時は、子供を変えることよりご自身のことを改めて見つめ直して欲しいのです。子供に掛ける言葉や思いはあなたに対する言葉や気持ちです。お子さんに対する行動はあなたが自分に対する扱いです。

「どうすればいい?」

とにかく黙って受け入れてあげて下さい。お子さんがひどい言葉や態度をとったとしても「そうか、そうだったんだね」と耳を傾けてあげて下さい。子供はどこまで受け入れてくれるか無意識に確かめています。

そしてスキンシップも重要です、ぎゅっと抱きしめてあげて下さいね。お母さんなんか大嫌い、私の、僕の気持なんかわかるもんか!って言われても、突き放されても「今までごめんね」、「お母さんはあなたの味方だから」と伝えて下さい。時間はかかるかもしれませんが、諦めないで下さい。これはあなたが自分自身にしてあげていることにもなります。あなたも癒されていいんです。ご相談者様の中には、そうだったんだと涙される方もいらっしゃいます。

私自身の経験ですが、何とも言えない怒りが湧いてきて攻撃的になってしまったり、子供を自分の思い通りにしようとする傾向が多々ありました。

私の娘は口唇顎裂という障害があります。今高校生ですが、彼女は顔に関してとても強いコンプレックスを持っています。私もどうしていいかわからず悩むことが今だにありますが、娘が誕生した瞬間のことを思い出すとぐるぐるした気持ちがリセットされます。あのときから今でも娘を本当に可愛いと思っているし、口唇裂さえ愛おしと思っています。

中学生からは繊細さんがさらに繊細になってきてます。こだわりが強い娘の心は安定しているときと不安定なときと波があります。とにかく見守って焦らず、どんなときもサポートしていくと決めています。

○抱きしめる
○なでる
○聞いてあげる
○美味しいご飯を作る

些細なことですが、心掛けています。これは本当に子供が安定してきます。

 

結婚し子育てをするときがやってきて、こんなに大変だとは思わなかったです。産声をあげて生まれてきてくれたわが子を育てる喜びと苦悩、わからないことだらけだったけど一生懸命でした。少し成長した娘はみんなと顔が違うことに、心を痛めていました。私に当たり突き放されたり、お母さんにはわかんないよ!って言われて… あわわと落ち込んだり、ときにはカァーッとなって言い返しちゃったりして、よくわからなくなって、ただただ辛くなることもしばしばでした。お母さんではあるけれど、日々子供からたくさん学んでいます。

悩んでいるお母さん、お父さんたくさんいます。あえて言います、そんなに頑張らなくていいと思うんです。何も出来てないと思わなくていいです、自分を責めないで下さい。子供の話を黙って聞いてあげることから始めてみて下さい。怒っても暴れても受け止めて下さい。子供は全力で親の愛を試してきます。

子供への気持ちや言葉は、自分自身に対しての思いや言っていることだと気付いてもらえたらなと思います。

こないだ夜に娘とドライブに行きました。横に並んでおしゃべりもいいもんですね。

HESUN ヘスン

 

 

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ヘスン

1972年島根生まれ。愛媛・松山を中心に占い師として活動しています。詳しくはこちらから。ご相談やイベントのご依頼はこちらから。Instagramもやっています。

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