自分を大切にするためのひとつの方法…だと思って

「もっとできるはず」
「失敗してはいけない」
「甘えていると思われるのが怖い」
「自分はダメだ」
「自分には価値がない」
「怒ってはいけない」
「悲しんではいけない」

完璧さ、過去の失敗やトラウマ、比較してしまう心、自己肯定感の低さ、そんな風に自分を責めていませんか?わたしもそんなことをよく考えていました。でも、誰にだって、その人にしかわからない背景があります。見えているのは、本当に一部だけで表面だけなんだなと、よく思います。その奥には、どんな環境で育ってきたのか、どんな毎日を過ごしてきたのか、どんな人たちと関わってきたのか…。他の人には見えないものが、たくさんあるんです。

誰かの価値観をそのまま押しつけられても、わたしも、あなたも、同じようにはなれません。それぞれに背景があって、感じ方があって、正解なんてひとつじゃないはずです。

素のままじゃ、だめなんでしょうか。

いろんな人がいて、いろんな考え方があって、本当に優劣なんてつけられるんでしょうか?悩むことも、立ち止まることも、悪いことじゃないと思います。ただ、我慢しすぎて自分の気持ちが見えなくなってしまうことが、悲しいことだなって思います。

言えないこと、言ってもわかってもらえないかも…と思う気持ち。それは、簡単にわかるなんて言えないけれど、そう感じたことがわたしにもあるから少しは共感できるのかなって。

心の奥にしまいこんでいるその思いが、「もしかしたら、自分自身の思い込みかもしれない」「誰かに話して、ほんの少しでも心が軽くなるかもしれない」「意外なアドバイスで、未来が変わるかもしれない」そう思うと、やっぱり、しまいこまないほうがいいのかもしれません。

気持ちを出すことは、弱さではなく、自分を大切にするためのひとつの方法です。話すことで、自分でも気づいていなかったことにふと気づくこともあります。だから、無理のない範囲で、少しずつでも出してみていいんです。

初めてお会いする方が多いのですが、初対面の相手に自分のことを話すって、本当はすごいことだと思っています。本当はもっと時間をかけて、あなたの思いや背景をお聞きすることができたらいいのになって感じることも多いです。思いをスッキリ出し切ってもらえると、わたし自身も「何が本当の問題の根っこなのか」が見えやすくなるんですね。

この核心がなかなか見えてこない、わからないからこそ、問題が終わらないように感じるのかもしれません。でも、苦しい思いや出来事を繰り返さないためにも、しっかり向き合うことはとても大切だと思います。乗り越える力がつくと、わたしはそう考えています。

どんなお話でもかまいません。みなさんが「わたしに話したい!」と思ってくれる、そんな居場所になれたら嬉しいです。

HESUN ヘスン

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ヘスン

1972年島根生まれ。愛媛・松山を中心に占い師として活動しています。詳しくはこちらから。ご相談やイベントのご依頼はこちらから。Instagramもやっています。

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